【IT転職支援歴10年のコンサルタントに聞いた】忙しいエンジニアのための企業研究ノウハウ
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はじめに
転職が初めての場合、転職活動までにどのような準備をするべきか
悩まれている方も多いのではないでしょうか。
私自身も転職活動において、何をすべきか分からず苦戦した経験があります。
特に、企業研究は、調べれば調べるほど新たな疑問が出てきてしまい、
膨大な時間がかかってしまいました。
企業研究は時間がかかるからこそ、要点をまとめて効率よくやっていきたいですよね。
今回は忙しいエンジニアの皆様に向け、効率的に企業研究を進めるコツについて、
弊社のエンジニア転職支援歴10年のコンサルタントに詳しく聞いてきました!
早速始めましょう(^^)/
「企業研究」で周囲と1歩リードする|企業研究のメリット3つ
まず初めに、企業研究にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは3つのメリットについてご紹介したいと思います。
① その企業で働くイメージを持ちやすくなる
1つ目に、企業研究をすることで、その企業で働くイメージを持ちやすくなります。
ご自身がどのような部署でどのようなチームメンバーとサービスを開発するのか具体的に知ることで、
入社後のイメージのギャップが少なくなります。
数年前、弊社経由で入社したAさんは、
リモートワークをしていた中で社員同士の会話が少ないことに疑問を持っていました。
そこで、企業の文化について詳しく企業研究を行ったことで、
企業の中で社員通しの会話も多く、コミュニケーションをしながら開発できる環境の
企業より内定を頂きました。コミュニケーションが活発に行える企業文化が自身の
価値観と一致し、現在もその企業で大きな成果を上げています。
入社後のギャップを減らすためにも、企業研究で働くイメージを具体化させることをお勧めします。
② 面接時に理解が深まった状態で高い視点から話ができる
2つ目に、企業研究をすることで、面接で視座を上げて話すことが出来ます。
そうすることで、面接時に企業とお互いの認識のずれを減らし、
ミスマッチを最低限に抑えることが出来ます。会社について具体的な会話が出来れば、
面接官も悪い気はしないですよね。サービスへの関心や働きたい気持ちをアピールしつつ、
具体的な業務や役割についての理解を深め、認識のズレを最小限に抑えていきましょう。
③ 自己分析に繋がる
3つ目に、企業研究をすることで、自己分析に繋がります。
例えば、企業理念には共感できるが、このサービスには魅力を感じない。
つまり、自分の求める企業像は○○で、もっと社会貢献できるサービスを
提供したいといった目指す企業像が自然と見えてくるようになるでしょう。
あなたの思考や目標、働く姿を照らし合わせながら是非企業研究を
実施してみてはいかがでしょうか?
企業研究のノウハウ
それではここから、企業研究で調べるべき要点や調べ方のノウハウについて、
タイミング、調べる内容、調べ方の3つに分けてご紹介します。
① 企業研究をまとめるタイミングは選考に進んでからで大丈夫!
前提として、企業研究をまとめるタイミングは、面接に進んでからで問題ありません。
自己応募の場合は応募理由をカスタマイズするケースもありますが、
一般的に、エージェントや紹介会社経由の応募の場合、
エージェント側から企業側に推薦文を提出するケースが多いです。
ほとんどの企業では、複数の企業へ同時に応募書類を提出するため、
企業ごとに履歴書の志望動機を書き換える必要はありません。
そのため、企業研究は全ての企業の選考が進んだタイミングで行うと良いでしょう。
② 調べる内容は大きく4つ
2つ目に、調べる内容は大きく4つに分けられます。
調べる項目は下記のようになります。
下記項目をもとに、企業研究シートを作成してみたので、
ご自由にダウンロードしてご活用ください!
▼ 企業研究シートは下記のボタンからダウンロードできます
※2次配布はご遠慮ください。
※太字は重要度の高い調査項目です。
【会社概要】
代表名/経営理念/ミッション・ビジョン/代表メッセ―ジ/
設立年月日/沿革/ビジネスモデル/取引先/競合他社
【事業内容】
サービス概要/顧客(toC/toB)/業態/社員数
【数字】
企業の将来性や展望/資本金/売上高 ※1/市場規模
※1 赤字の場合は、黒字見込みあるかなど。開示していない企業も多いです。
【開発】
チーム体制/開発言語/開発手法、ツール/福利厚生/ポイント※2/設立背景
※2 例)子育て社員はいるか?キャリアステップの道筋
複数の企業を受ける場合、上記の項目を1社ずつ網羅すると
時間がかかってしまうので、まずは優先度をつけて調べてみることをお勧めします。
③ 調べ方
先ほども少しご紹介しましたが、企業研究をするにあたり、
様々な媒体から網羅的に情報を仕入れることで、精密性が高まります。
流れとして、まずはHP、求人票をチェックして、インタビュー記事やTechブログを参考にする方法もあります。
- 求人票(事業内容の項目には企業が伝えたい会社の歴史が詰まっている)
- 企業のHP
- 企業のTechブログ(使用している技術などを確認できる)
- 企業インタビュー(外部のインタビュー記事。社風や社員の様子を理解できる)
- 社員のブログやSNS(社内の様子や社風などを確認できる)
- Recruitサイト(自社の採用ページやWantedly、Green、Notionなど採用ページを参考にする)
- 口コミサイトなどから情報を集める
- 金融庁電子開示システム(決算の数字が閲覧できる)
- 東京証券取引所の適時開示情報閲覧サービス(決算の数字が閲覧できる)
口コミサイトから情報を集める際は、組織票やライバル会社による偏見が
含まれている場合があるため、職種やポジション、口コミの更新日などを
確認しながら慎重に情報を集めましょう。
特に、辞めた社員のコメントについては、取捨選択して参考にするといいでしょう。
また、企業インタビューは企業の特徴を社員が分かりやすく解説しているため、
忙しい時にサクッと調べる手段としてお勧めです。
上記の他にも様々な方法がありますので、是非今回の記事を企業研究にお役立てください。
弊社でも企業インタビューを定期的に更新しております。
もし受けられる企業があれば、是非お役立てください ▼
株式会社リーディングマーク / 株式会社ビザスク / 株式会社ベネフィット・ワン / 株式会社クロスビット /
株式会社カオナビ / harmo株式会社 / ディップ株式会社 / クラスメソッド株式会社 / 株式会社ブイキューブ /
エムスリーキャリア株式会社 / 株式会社ラクス / 株式会社レコチョク / 株式会社ブレインパッド /
さいごに
面接を勝ち抜くには、企業研究でどれだけその会社の事を理解できるかが鍵だと思います。
ぜひ今回の記事と企業研究シートをご活用頂けますと幸いです!
弊社では、コンサルタントがリクルーティングアドバイザーも兼任しているため、
一般に公開されていない企業の内情も詳細にご紹介することが可能です!
是非興味のある企業がありましたら、情報収集としてご活用頂ければと思います!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!