【知っておきたい豆知識】IT企業の縮図 どんな種類があるの? 後編
こんにちは、ジェイマックスリクルートメントです!
転職活動を始める上では、そもそもIT企業にはどのような種類があるのか…
エンジニアとして働く上ではどのような特徴があるのか…
全体を分かっておくことも、重要になりますよね。
前編では、「お客さまに向けてITソリューションを提供するSIer」の3種類と
お客さまがSIerに依頼をしたあとの流れをまとめました。(前編はこちら )
今回は後編として、「対 利用者向け」にシステム開発を行う、
自社サービス企業・事業会社についてまとめます!
今後のキャリアをイメージする意味でも参考になりましたら幸いです。
■ 自分たちでサービスを生み出し、提供をする自社サービス企業 2種類
自社サービス企業は、自分たちで何らかのプロダクト、
サービスを企画・開発し、世に生み出している運営企業のことを呼びます。
中でも、大きく2種類に分けられます。
① BtoCサービス企業 ②BtoBサービス企業
- BtoCサービス企業: 一般消費者に向けて自社サービスを提供している企業
- BtoBサービス企業: 法人企業に向けて自社サービスを提供している企業
BtoCは「Business to Consumer」、BtoBは「Business to Business」の略称となり、自社サービス企業の中には、提供しているサービスのビジネスモデルに違いがあることにも注目です!(※その他、BtoBtoC・CtoC・DtoCなどのビジネスモデルの企業様もあります)
・BtoCサービス… LINE、Yahoo、ゲームアプリ、Twitterなどなど
・BtoBサービス… 会計、経費精算、営業管理、マーケティングプラットフォームなど
BtoCサービスは、知名度も高くユーザーの反応が得られやすいことが特徴的ですが、情勢に左右されるリスクもあり、定期的に売り上げを上げていくことが難しいケースもあります。
BtoBサービスは、長期間にわたる取引も多く安定感があり、知名度はなくても知る人ぞ知る優良企業が多いことが特徴的です。
自社サービス企業の場合には、ビジネスモデルにも注目しながら選びたいですね!
■自社の社員の方々が使うシステムに携わる!事業会社の社内SE
自社でサービスを展開する企業はITサービスを事業の生業にしている場合が多いですが、
そうではない事業会社でもエンジニアとしての活躍の場があります。
それが、事業会社での「社内SE」ポジションです。
自社の社員のためのITシステム担当として業務をする立場の方々を
「社内SE」「情報システムエンジニア」などと呼びます。
社内SEの業務内容は、社内のシステムに付随する幅広い業務を担当することが多く、
中でも大きく3つに分けられます。
①IT戦略・システム企画 ②開発・構築・運用・保守 ③コーポレート・サポート
- IT戦略・システム企画:
業務分析、投資対効果算出、方針策定、予算獲得、経営層へプレゼンなど
- 開発・構築・運用・保守:
基幹システム開発、社内インフラ構築、運用保守、ベンダーコントロールなど
- コーポレート・サポート:
各部門と連絡、IT統制、監査対応、IT資産管理、ヘルプデスク、アカウント管理など
社内SEの場合には、エンドユーザーは自社の社員の方々になります。システムを利用する方々との距離が近いことが特徴的ですが、社内のIT理解を得ることが大変な場面もあります。
また、事業会社の社内SEの中でも、外部の協力会社であるITベンダー(SIer)にシステム開発やインフラ構築を依頼する場合もあります。
事業会社の社内SE … 発注・ITベンダーの管理(成果物・進捗)
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プライム・1次請けSIer … 要求整理・要件定義
▼
2~3次請けSIer … 基本設計・詳細設計・実装・テスト
企業によっても社内SEの業務幅が変わります。業務内容にも注目しながら選びたいですね!
■まとめ
今回は前編、後編にかけて、IT業界で働くにあたっての企業の種類をまとめてみました。
● お客様にITソリューションを提供するSIer(ユーザー系、メーカー系、独立系)
● 自分たちでサービスを生み、世に出す自社サービス(BtoCサービス、BtoBサービス)
● 自社の社員が使うシステムに携わる事業会社の社内SE(企画、保守運用、サポート)
それぞれの特徴・業務内容を抑えた上で、自分がやりたいことを振り返り、
今後のキャリアを考えることも大切です。お話をしながら、考えがまとまることもございますので、
どうぞお気軽に私たちまでご相談ください♪
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。