【転職する前に知っておきたい豆知識】年俸制VS月給制 結局どちらがいいの?
はじめに
突然ですが、皆さんの在籍企業は年俸制ですか?それとも月給制でしょうか?
弊社では、求職者様から
「月の生活を安定させたいので、賞与が無い年俸制の企業様を希望します。」
といったオーダーを多くいただきます。
近年、IT業界の中では年俸制を導入する企業が増えており、
弊社で取引する企業の約6割が年俸制を導入しています。
年俸制は月給制よりメリットが多いのでしょうか?
今回は年俸制と月給制の特徴を紹介しながら、結局どちらがいいのかについて
紹介してみたいと思います。
年俸制
年俸制とは、前年度の従業員の成果や業績に応じて、給与総額を支払う方法です。
年俸制の場合には、一般的には給与を12分割して支給するため、賞与という概念はありません。
また、年度末には業績に応じて別途業績連動賞与が支給される場合もございます。
月給制
月給制は毎月の労働に対して給与額が支払われる方法です。
給与には、基本給のほかに発生ベースでの残業代が含まれます。
また月給制の場合、年に2回賞与が支給されることが多いです。
例えば給与を16分割した金額が月給として支給され、16分の4を賞与として支給されます。※1
年俸制のメリット
年俸制のメリットは、年間の支給額が分割して支払われるため、業績が落ち込んでも安定して収入が得られるという点です。
また、業績が上がると昇給額も上がることが多いため、成果が目に見える形で反映されるという特徴があります。
月給制のメリット
月給制のメリットは、その時の業績が良かった場合、ボーナスが予定額より多く提示される可能性があるという点です。
年俸制のデメリット
年俸制のデメリットは、前年度の成果を基準に1年間の給与を決めるため、
成果が上がらなかった場合、翌年の年俸額が減額になる可能性があるという点です。
また、「固定残業代」や「みなし残業代」をあらかじめ年俸額に含むケースが多いため、
何時間分の残業代が含まれているのか、あらかじめ確認しておく必要があります。
月給制のデメリット
月給制のデメリットは、上述※1の場合には年収を16分割した金額が月給となるため、
月に支給される報酬が12分割の年俸制と比較すると少なくなるという点があります。
また、企業の業績や情勢が落ち込んだ場合、その月の給与やボーナスが減給となる可能性があります。
結局どちらがいいの?
ここまで年俸制と月給制について解説してきました。
結論として、どちらがお得であるかは個人の希望によります。
年俸制の場合は賞与が無い分、月々の報酬が高くなりますし、
成果が給与に反映されやすいため、実力主義の環境でスキルアップを狙いたい方にお勧めです。
一方、月給制の場合は、年齢や勤続年数、職種や技能、業務成果と、様々な基準に基づいて報酬が決まるため、
一時的に成果を出せない場合でも年収が下がる可能性は低くなりますし、
大きな成果を上げた場合にはそれが賞与に反映されるため、腰を据えて働きたいという方にお勧めです。
選択のポイントは、ご自身の状況やその時のライフスタイルにより異なりますので、ご自分にあった給与形態を選択するといいかもしれません。
弊社ではご面談を通して希望条件を細かくヒヤリングし、ご経験とマッチした求人をご紹介することが可能です。
まずは求人を見てみたいという方はぜひ一度ご連絡頂ければと思います(^^)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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